RCAケーブルの正しい選び方とは?

オーディオシステムを構築するに当たり、正しいケーブルを選定する事は、非常に大きなポイントとなります。
このページでは、世界中のメーカーが作る、数え切れない程のRCAケーブルの中から、本当に必要な1本を選び出すためのノウハウをご紹介します。

RCAプラグ

◆そのRCAケーブルは、どんな音が出る?

今検討している、もしくは今使っているRCAケーブルは、どんな音になるケーブルですか?
きらびやかな音になる、落ち着いた音になる、低音がしっかりでる・・・・・選ぶケーブルによって、様々な個性がありますよね。
個性的なRCAケーブルは、導入した時の違いも明確で、ケーブル交換のしがいがあるものです。

明確なキャラクターがあり、はっきりと違いがわかるRCAケーブルは、あれやこれやと次々に交換をしたくなるもの。
そう言ったケーブルを選んでしまっては、買い替え→買い替え→買い替えの無駄遣いループから抜け出すことは出来ません。

また、システム全体の特徴(例えば、低域が出ないなど)をケーブルの特徴(低域が膨らむなど)で相殺する方法も避けた方が良いでしょう。
システムに合わせたケーブル選びは、ケーブルの評価だけでなく、システムの正しい評価も出来なくしてしまい、迷走の大きな原因となってしまいます。

本当に選ぶべきケーブルは、特定の傾向や個性の無い、ナチュラルな特性のケーブルです。
プレーヤーから出てきた情報を、素直に・そのままアンプに伝える。
その上で、情報が欠落せず、正しい情報を伝えられるRCAケーブルを探す必要があります。

RCAケーブルの素材

◆ケーブルの素材は、何を使っているか?

RCAケーブルの選定にあたり、最初に問題となるのは”どんな素材を使っているか?”でしょう。
銅線なら6N(99.9999%)・7N(99.99999%)・8N(99.999999%)。
さらには、単結晶やOFC、PC-OCCや銀線などなど、なにやら専門的な言葉だらけで、見るからに効果がありそうな言葉が満載です。

ここは少し落ち着いて、紹介文の裏側を読んでみましょう。
そのケーブルのポイントは、素材以外には何がありますか?
RCAケーブルを製造するにあたってのコンセプト、目指すべき音はどうなっていますか?
正しい情報を正しく伝達するために、そして”音楽”を楽しむための道具として、長くリファレンスとして使えるケーブルを選びましょう。

ちなみに、素材以外にセールスポイントがない「素材だけケーブル」は論外です!
甘い言葉やそれっぽい専門用語に惑わされてしまうと、非常に残念な結果が待っているので注意して下さい。

◆具体的な選び方は?

ここで、それぞれの素材の具体的な音の傾向について触れておきましょう。(あくまで個人的見解です。異論はあるかと思いますが、参考までにどうぞ)

最近何かと話題のPC-OCC(単結晶状高純度無酸素銅)は、低域がしっかりと伸びきらず、ボワボワとした量感だけが残る印象です。
こちらも、全体的にうるさい傾向。音圧のエネルギー感と低域の量感に惑わされずに、すっきりと明瞭な芯のある音になるかどうかを確認しましょう。

逆に、銀線や銀メッキ線の場合は、高域に独特の特徴があるサウンドになってしまう事がほとんど。
素材となる銀の特性か?高周波数帯の特性は比較的優れているのですが、アナログ伝送のRCAケーブルとしては不向きです。
かなり音の印象が変わりますので、劇的な変化と特徴的なサウンドを楽しみたい人向けで、超高級ケーブルに良く使われる素材です。

最もベーシックとなるOFCは、他の素材と比較していくと、大きな特徴のない素材です。
比較的無難な素材のため、ケーブルの作りこみによって、仕上がりに差が出やすくなっています。

銅線OFCの高純度版となる6N(99.9999%)・7N(99.99999%)・8N(99.999999%)のケーブルは、純度が上がるほどキツく、うるさい音になってしまいます。
パッと聴いた印象ではメリハリが利いたサウンドに感じますが、よく聴けば音はスカスカ、芯のない音になってしまいます。

最後に、これも意外とファンが多い単線。情報量が減り、高域が伸びないため、第一印象としては耳当たりがよく感じるかも?
しっかり聴き込むと、スピーカーからの音離れが悪く、表面的なキツさ、うるささが目立っているのがわかるはずです。
情報量が少ないため、音がまとまってひとかたまりで前に出てきますので、音圧がグイグイくる感じが好きな”音圧マニア”に好まれます。
(特に、大口径至上主義のオールドファンには受けが良い様です)

なるほど、それぞれ本当に特徴的な素材ばかりですね・・・・色々と試したくなる気持ちも分かる気がしますが、リファレンスとして選ぶには、どれも癖が強すぎます。
なぜか、オーディオ用のRCAケーブルについては、線の素材にのみ力を入れているメーカーが多い様ですが、技術的に優れた素材だからといって「なんだか凄そうだ!」と飛びつくのは避けたい所ですね。

私も過去に様々なケーブルを試聴してきましたが、素材のみにこだわっているケーブルで、ある一定のレベルに達している製品は、ほとんどありませんでした。
では、素材にこだわっていない安いケーブルの方が良いのか!?まさか、そんなはずはありません。

RCAケーブルの素線良いケーブルに必要な条件は、
●音に特徴のある特殊な素材を使わない事
●素材だけではなく、ケーブルの構造でも対策をしている事
●単線ではなく、より線構造になっている事
●音に対して明確なポリシーがある事

特に、最後の「音に対して明確なポリシーがある事」は、とても大切な条件です。
同じメーカーなのに、ケーブルAとケーブルBの傾向が全然違うなんてメーカーは、要注意ですよ。
メーカーとして目指すべき音が決まっていない?音が変わりさえすればなんでも良い?たまたま出来上がったケーブルを売ってるだけ?・・・・・これでは、話にならないレベルですね。
しっかりとしたポリシーを持ち、目指すべき音が明確なメーカーが作るRCAケーブルを選びたい物です。

◆おすすめのRCAケーブルは?

当店でご紹介しているケーブルは、KRYNAのRCAケーブルIncaシリーズです。
6N・7NやPC-OCCなどの無駄に凝った素線は使わず、シンプルな銅の極細線を何重にもツイストして作られた、KRYNAオリジナルのより線構造。
さらに、上位モデルのInca7Inca5については、不要なノイズの影響による位相のずれ、解像力の低下を改善するための「ZET WIRING技術」を採用した、画期的なRCAケーブル。

なにより、同シリーズであるInca3Inca5Inca7はもちろん、スピーカーケーブルのSpcaシリーズや電源ケーブルのAccaシリーズまで、全製品に渡って全ての音の傾向が同じ(ランクによってレベルの差があるだけ)と言うのは、非常に大きなポイントです。
ユーザーレポートのコーナーなどに寄せられたレビューを見ても分かる通り、一つの製品に納得出来れば、他の製品も全て揃えたくなる。
これほど、目指すべき音が明確で、一貫してぶれていないメーカーは他に無いのではないでしょうか?

KRYNAのRCAケーブルに興味のある方は、ショールーム(東京都町田市)にて全種類が試聴出来ますので、ぜひその実力を体験してみて下さい。
きっと、今までのオーディオ観が変わるほどのRCAケーブルに出会う事が出来るはずですよ!!

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