インシュレーターの効果「メカニックダイオード」とは?

ここでは、オーディオの振動対策において一番大事な考え方「メカニックダイオード」とは一体どんなものなのかをご紹介します!
まずは、WEBで調べてみると・・・・ほとんど「メカニックダイオード」と言う言葉はみつかりません。
それもそのはず、実は「メカニックダイオード」はKRYNA株式会社の創業者[伊奈 龍慶]が考え出した言葉なんです。
オーディオ用のインシュレーター (insulator)の基礎となる考え方で、近畿大学工学部の西村教授の研究により、音響学会でもその効果が実証されました。

インシュレーターを使う目的は、「インシュレーターの正しい効果とは?」のページでも紹介している通り、「いらない振動はもらわない」事。
それをうまい事実現してくれる特徴をもった構造こそが「メカニックダイオード」、その性質は意外と単純です。

◆メカニックダイオードの特徴

ani_1メカニックダイオードひとつ目の特徴は、「振動が伝わる」事。

スパイクの広い方から狭い方へ(上から下へ)伝わる振動は、砂糖などの調味料や洗剤を詰め替える時に使う”ジョウゴ”みたいに、効率的に伝える事ができます。

ani_2メカニックダイオードふたつ目の特徴は、「振動が伝わらない」事。

スパイクの狭い方から広い方へ(下から上へ)伝わる振動は、ほとんど伝わらなくなっています。
今話題のETCが普及する前の高速道路の料金所って、こんな感じでしたよね(笑)
その先の道は空いていても、料金所が詰まってしまうと前に進まない・・・・そんな感じです。

ani_3これら2つの特徴を組み合わせると・・・

ある方向では振動を効率的に伝え、またある方向では振動を伝えない。
まるで電気回路のダイオードみたいな働きをする、機械的な構造を「メカニックダイオード」と言うのです。

◆メカニックダイオードは何がすごいのか?

ここまでの説明を読んで頂ければ、メカニックダイオードの効果は当然の物、当たり前の事と感じられるのでは無いでしょうか?
でも、その「当たり前」を実現するのは、実はとても難しいのです。

オーディオ用インシュレーターには「スパイク型になっていないもの」や、「スパイク型だけど、音色を変えることが目的のもの」など、多種多様な製品が発売されていますが、音色を変えるのではなく、『ただ余計な振動を取り除く』ためのインシュレーターは、実は多くはないのです。

ani_4例えば、円柱型やブロック型など上から下まで同じ形状の物は、両方からの振動を伝えてしまうので、設置面の振動をシステムに伝えてしまいます。

ani_5逆に、球型のもの(パチンコ玉など)では、どちらの振動も伝えないので、システム内で発生した振動が逃げられなくなってしまいます。

◆結論:メカニックダイオードの役割とは?

dprop_fig2CDなどの音楽ソースに入っている情報を”そのまま”再現するためには、

◇スピーカーを含むシステム全体の振動を効果的に取り除き
◇外からの振動をシステムに伝えないようにする

そんな、スパイクタイプのメカニックダイオードの構造がとても大切です。

メカニックダイオードに興味を持って頂けた方は、ぜひKRYNAのインシュレーターシリーズでその効果を体験して下さい!

関連コラム