インシュレーターの正しい効果とは?

当店でも扱っているオーディオアクセサリー「インシュレーター」とは一体どんなものなんでしょうか?
WEBで調べてみたところ、次の様な記述が見つかりました。

インシュレーター (insulator)とは、何らかの作用の遮断を目的として用いる絶縁材。
オーディオ分野においては、アンプやスピーカーなど各機器から生じる振動を、機器間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがある。
インシュレーターを設置することで音が変わる事は物理的にも説明はつくが、良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素が多いため(プラシーボ効果など)、音質向上を謳っているインシュレータ商品でも、実際の効能としては疑わしいものも少なくない。
      出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

難しい言葉使いもちらほらありますが、一言で言えば「いらない振動はもらわない」事がインシュレーターの目的です。
 そのためのインシュレーターの種類・形としては、木・金属・ゴムなど様々な素材を使ったもの、またサイコロ型・柱型・スパイク型などの様々な種類があり、その効果も多種多様ですので、それぞれの用途にあった使い方をしないと逆効果になってしまう事もあり、選ぶのが難しいアクセサリーと言えるかもしれません。

◆どんなものを使えばいいの?

では、どのようなインシュレーターを使うのが、効果的なのでしょうか?
当店で取り扱っているインシュレーターは、「金属製のスパイクタイプ」インシュレーターです。
スパイクタイプインシュレーターの効果は、「機材の振動を床に逃がし、床からの振動は機材に伝えない」事、機材自体が振動するものに対して特に効果の高いインシュレーターです。
スピーカー(ユニット部)・CDプレーヤー(ディスク読み取り部)・アンプ類(トランス部)など、ほとんどのオーディオ機器が振動する部分を含んでいるので、多くの場合に大活躍してくれるのが「スパイクタイプインシュレーター」です。

◆インシュレーターの効果(スピーカー編)

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スピーカーを、床や棚に直接置いていませんか?
スピーカーを直接床に置いた場合には、スピーカーから発生した振動が床面とスピーカーキャビネットとの間を伝わりやすいため、振動が反対側のスピーカーに伝わったり、元のスピーカーに戻ったりする事によって音が混ざってしまい、解像度の低いぼやけた音になってしまいます。

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そこで、インシュレーター(ブロックタイプ)を使ってみます。
スピーカーの下にインシュレーターを置く事により、床面とスピーカーがとが遮断され、スピーカーに振動が伝わる事をやや抑える事が出来ます。
しかし、ブロックタイプのインシュレーターを使用した場合などでは床面とスピーカーを完全に遮断することは難しく、ある程度の振動はスピーカーに伝わってしまいます。
またインシュレーターの素材の響きなど、別の問題も出てくるため、場合によっては状況が悪化する場合があり、「良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素が多いため、実際の効能としては疑わしいものも少なくない(上記引用より)」となってしまうのです。

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スパイクタイプインシュレーターでは、振動をスピーカーキャビネットの面から床面の点に逃がすため、スピーカーからの振動は床に逃がしつつ、床からの振動はスピーカーに伝えません。(この性質をメカニックダイオードと呼ぶ事があります)
そのため、スピーカーからは本来鳴るべき音のみが再生され、解像度の高いすっきりした感じの音になります。
また、当店で扱っているD-PROPextendCat/Mouseなどのスパイク・受け皿一体型タイプのインシュレーターでは、内部に充填された特殊溶液が振動を抑える役割をするため、インシュレーターの素材の響きなどの影響が比較的少ない事もポイントです。

◆インシュレーターの効果(プレーヤー編)

はっきりと振動・音として感じる事が出来るスピーカーに比べて、あまり直接的に振動を感じる事が出来ないプレーヤー類ですが、実はスピーカーよりも繊細で、振動の影響を受けやすいのです。
とは言ってもあんまり実感がわかないのが、難しいところです・・・
例えば、電車の中から写真を撮る事を例に挙げてみましょう。

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どんなに素敵な景色でも、どんなに良いカメラでも、どんなにしっかり構えても、電車の揺れで体全体が揺れていると、どうしてもブレてしまいぼやけた写真になってしまいます。
ブレの少ない鮮明な写真を撮るためには、安定した場所から撮影する事が大切です。

では、これをオーディオの機材に置き換えて考えてみます。

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オーディオの場合も写真と同じで、どんなに素敵な音楽でも、どんなに良い機材を使っていても、本来再生されるべき音楽信号に機材全体の振動が重なる事で、全体にぼやけた解像度の無い音になり、本来の性能を発揮できなくなってしまいます。
特に、増幅される前の微弱な信号を扱っているプレーヤー類はこのような振動の影響を受けやすいので、注意が必要です。

その厄介な振動を効果的に逃がしてくれるのが、スパイクタイプインシュレーターです。
トランスのついている部分(特に重たい場所が目安です)やディスク読み取り部(プレーヤーの場合)など、振動している場所のすぐ下にインシュレーターを設置することで、その振動を床面に逃がし、他の部分への影響を効果的に抑える事ができます。

◆PLUTONオススメのインシュレーターは?

dprop_fig2当店で自信を持ってオススメしているインシュレーターは、KRYNAのダブルスパイクインシュレーターD-PROPextendです。
近畿大学の西村公伸先生と伊奈龍慶(KRYNA創業者)による特許技術「振動防止装置」[特許第3848987号](出願人は広島TLO(財団法人ひろしま産業振興機構))をベースに、ノウハウを注入して開発したD-PROPextendは、右図の様なスパイクの二重構造でより効率的に振動を逃がしつつ、内部の特殊溶液にて振動を減衰させています。
機材の振動を逃がす事を一番の目的として作られているので、余計な色付けなどが少なく、オールマイティーにシステムのレベルを底上げしてくるインシュレーターです。
(KRYNAのホームページ内にメカニックダイオードとは?の技術的なレポートが掲載されていますので、そちらもご参照下さい。)

「もう少し気軽にインシュレーターの効果を実感してみたい!」という方は、まずはミニサイズのシリーズD-PROPminiextendや、シングルスパイクモデルのCat/Mouseなどを試してみてはいかがでしょうか?
“ただ音色が変わるだけ”のインシュレーターとは違う、インシュレーター本来の効果を実感していただけると思いますので、まずは色々なところに使って一番効果が高い機材を探してみてください。

スピーカーやスタンド、オーディオラックなどには、より扱いやすく気軽に導入できるスパイクT-PROPもありますので、そちらもどうぞ!

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